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040629 - Tuesday
学歴社会
大学卒ないし大学院卒と、高卒の歴然とした出世スピードの差は何に起因するか。 ひとつには学生時代に、10年後、20年後の自分がどうありたいかイメージし、 それを実現する為には大学を卒業することが不可欠だと気づいたかどうか。 (本人が気づかなくとも、親や周囲がそれを見越してレールを引くこともあるだろうが。) 指導者の地位に就く者は将来を見通すことができなければならない。 漫然と10代を過ごし、なんとなく就職の道に進んだだけの者とは 指導者としての資質に差があるのは確かだろう。
戦前、多様な教育制度を擁していた日本は、 戦後、そのシステムを大学によるエリートの養成に教育を一本化する形となった。 そして現在まで、その体制に変化はない。 社会に出て(特に公の業務において)重要な地位を占める為には、 その教育過程を全うした「大学卒」ないし「院卒」の資格が強く求められる。
神田秀樹 「会社法」 弘文堂 2001
会社の意義は、資本の集中と営利の追求による大規模かつ効率的な事業を可能にする点、 個人から切り離された人格によって事業の永続を可能にする点、に求められる。 会社法はこのような会社という制度を円滑に運営する為の機能・仕組みを定めた 技術的立法といえる。
西尾維新 「ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹」 講談社 2003
初維新本。わずか30ページ足らずで4人殺してしまうのは、 効率的というか既にミステリじゃない気がする。 多重人格とその反転もありきたりで先が見えてる。 ミステリと見せかけてミステリじゃないというメタトリックだったりして。
氷川透 「密室ロジック」 講談社 2003
登場人物の行動が追えるなら、 犯人に成りうる人物が相当に限られることに気づく。 それこそ、その他の技巧には関わりなく。
Ghosn Carlos, Ries Philippe 訳:高野優 「カルロス・ゴーン経営を語る」 日本経済新聞社 2003
ゴーンがレバノンの人だと知らなかった。 彼の人となりや経営理念には、幼少の頃のブラジルでの生活や 祖国を取り巻く環境が及ぼした影響を感じることができる。 ときに社員研修の教材としてはどうだろう。 先天的に日本人がゴーンの真似をすることは無理だし、無意味ではないのか。 平社員が読んでも仕方がないと思う。 それとも、今後はこういう改革をやるぞというトップの意思表示なのだろうか。

050828 - Sunday
気づいたこと
(1)年齢の印象は、表面の曲面構造によるものが、ひとつあるのではないか。
若い、と感じる顔は、単純な関数で表される少数の曲面から構成されている。 他方、歳を重ねた顔は、単純化し得ない多数の曲面が入り組んで成り立っている。 情報量の大きい、あるいは冗長性の低いものが、古く見える。
(2)算用数字で書かれると、「人類は10進法を採用しました」という表現は当てにならない。
8進法を採用した火星人も、12進法を採用したイギリス人も、2進法を採用した電脳人も、 16進法を採用したプログラマも、みんな「10進法を採用しました」と書くだろう。
小池直己 「英単語 スーパー“語源”記憶術」宝島社新書 2000
分解能はより高い方が優れているし、 何からできているのか、何に分解できるのか、 知っている方が有利であることに間違いない。 英単語の多くが、prefix-root-suffixの組み合わせでできていることを知っておけば、 語幹による英単語のカテゴライズが容易だし、接頭語・接尾語に関する情報を共用することで 脳の容量を節約できる。