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- 040530 - Sunday
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言葉の地層
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図書館に求めるものは、
豊富な蔵書と、冷たい空気と、良識的な司書と利用者、それにクッションのきいたソファ。
それからできれば午後8時までの開館時間。
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一部を実現した図書館はままあるが、これらが全部そろうのはなかなか難しい。
そこで最近は図書館をハシゴするようになった。
県都の中央図書館で雑誌や本を借り、40km離れた町の図書館のソファで読む。
ここの町立図書館はできて間もない。
木造建築で天井が高く、白熱灯の明かりが柔らかい。
ソファも座り心地がいいし、(私にとっては)幸いなことに流行っていない。
利用者が少ないので静かにゆったりできる。
ただ残念なことに本が少ない。
ハードウェアには多大な予算を投じたのだろうが、
本を購入するための予算はそれほどでもないようだ。
広大な本棚はまだ5分の1も埋まっていない。
それでも本を読むだけの環境としてなら、知っている図書館の中では最良だ。
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この習慣がそろそろ3ヶ月位続いているが、実際に読書をしている時間に比べて
本を運んでいる時間がかかりすぎる。
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吉川良太郎 「ボーイソプラノ」 徳間書店 2001
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近未来SFハードボイルド探偵小説。Le Soprano Seraphique.
「フラノ」シリーズの第2作。
14歳の愛らしくも健気な少年と30過ぎの無気力探偵が無意識の海に封印された狂気
−クトゥルフの呼び声と対峙する。
宗教的なものとそうでないものの、多くの引用には理解が及ばない。
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「伏せた睫毛は女のように長かった。生まれ付きだろう。
マスカラ特有の人工的な風合いはなく、女でも妬むような優美さだ。
デニムの半ズボンからは、筋肉の付きすぎていない、
中性的な脚がすっきりと伸びていた。」−p.p.44
SFよりハードボイルドよりこの辺の倒錯が好きだからしょうがない。
- 040611 - Saturday
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民主共和制
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ある国の住民は、10日のうち6日の割合でラーメンを食べ、
4日の割合でカレーを食べていました。
これまではみんな、その日、自分が食べたいと感じた方を自由に食べていましが、
それでは効率が悪いということで、これからは国民投票で
毎日のメニューを決定することにしました。
- 同日
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赤い月照
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人の生を奪う程の動機は高尚なものであってほしいという報われない願望。
現実には貧困か性倒錯が人を殺す。
「なぜ殺してはいけないのか」という質問に
テレビのコメンテータは答えられなかった。
私ならこうだ。「殺すことは非効率だから」。
つまり車が左側通行を強制されるのと、そう大差ないキマリゴトに過ぎない。
事故に遭うことを、若しくは社会が安定を欠くことを覚悟するなら、
いくら殺しても問題ない。
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私は殺されたくないから殺さない。
でも、災害で、病気で、犯罪で、戦争で。人が簡単に死ぬのも事実。
それは、人の死が重大な問題ではない、何よりの証拠だろう。
60億もいれば、人の命は容易く置き換えが効く。
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酒鬼薔薇、てるくはのる、人を殺す体験をしてみたかった、西鉄高速バス、
母親を「狩った」、「夢の中に小さな子供が出てきて"誰かを殺せ"と言われた」、
猛末期頽死、大分の一家六人殺傷。
わずか3年ですっかり忘れられた世紀末。
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谺健二 「赤い月照」 講談社 2003
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「『ナンジ、コロスベカラズ』。キリスト様がわざわざそうコトワラないと、
俺たちは誰だってサイゲンなく気に入らねえ奴をぶっ殺すように
プログラムされてるんだ。」−p.p.72
虫明照美はなぜかカガリのイメージ。
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